偉大すぎる種牡馬!28年連続勝利!

2月4日、京都4R(4歳上・障害未勝利)で、高田潤騎手騎乗のモガリブエ(牡8・日・松田博資厩舎)が優勝しました。この勝利によって父であるノーザンテースト Northern Tasteが、79年から28年連続でJRAでの勝利を挙げ、自身の持つ27年連続JRA勝利を更新しました。

ノーザンテーストは、父ノーザンダンサー Northern Dancer、母Lady Victoria(その父ヴィクトリアパーク Victoria Park)という血統。

1972年に米国のサラトガのセールで、1歳馬のノーザンテースト社台ファーム吉田照哉氏が約10万ドル(当時約3000万円)で購入し、フォレ賞(仏・GⅠ)を含む重賞3勝(通算成績20戦5勝)をあげ、75年に輸入され社台スタリオンステーションで繋養されました。

種牡馬入りをすると初年度から83年の天皇賞・春アンバーシャダイを皮切りに、エアグルーヴの母ダイナカール優駿牝馬(83年)を獲り、ダイナガリバー社台ファーム悲願の東京優駿(86年)を獲るなど大ブレーク。82年から11年連続リーディングサイアーとなります。

00年に種牡馬を引退しますが、01年の富士Sをクリスザブレイヴが制し、産駒が20世代連続で重賞勝ちという大記録を達成しています。04年の12月に死亡しています。

ちなみに現役産駒はモガリブエを含む3頭(セン8・サンライズテースト、牡8・ショーストッパー)のみとなりました。
そのうちの1頭が勝ってしまうのですからは凄いことです。(来年は・・・難しいかな?^^;)

恐らくこの記録はサンデーサイレンスでも抜くことが出来ないでしょうね。