世界を飛び回る女王! BCフィリー&メアターフ(米・GⅠ)

現地時間11月4日、米国のチャーチルダウンズ競馬場でBCフィリー&メアターフ(3歳上牝・芝2200m)が行われ、1番人気でL.デットーリ騎手騎乗のウィジャボード Ouija Board(牝5・英・E.ダンロップ厩舎)が、6番手から直線半ばで抜けだし、外から迫る3番人気フィルムメーカー Film Makerに2.1/4馬身差を付けて優勝しました。

勝ち馬の父はケープクロス Cape Cross(1994年生まれ・愛国のキルダンガンスタッド Kildangan Studで繋養・その父グリーンデザート Green Desert)、母はSelection Board(その父ウェルシュページェント Welsh Pageant)という血統。

03年の10月にデビュー。2戦目で初勝利を挙げ、04年目には英・愛オークス制覇、更にBCフィリー&メアターフを制しカルティエ賞の欧州年度代表馬、最優秀3歳牝馬に選出、更にエクリプス賞の米最優秀芝牝馬に選出されるという偉業を達成しました。

05年はプリンスオブウェールズS(7着)のレース後に骨折を発症し、休養を余儀なくされます。しかし復帰すると香港ヴォーズを制し、更にドバイ、香港と遠征を意欲的に続け、英国に戻ってくるとナッソーSを制覇し、今度は愛国に遠征、そして続く米国の今回のレースを制しGⅠ7勝目を挙げました。今この名馬はJC出走の為に来日しています。この歴史的名馬の走りに期待したいですね。(今日ですね^^)

ちなみに米オークスを制し、2番人気に押されたウェイトアホワイル Wait a Whileは4着に敗れ、フラワーボウル招待Sを制した4人気ハニーライダー Honey Ryderは3着に敗れています。