皐月賞馬ダイナコスモス死去!

1月30日、86年の皐月賞を制したダイナコスモス(牡23)が、繋養先の門別町・門別牧場で老衰の為に死亡しました。

ダイナコスモスは、父ハンターコム Huntercombe、母はシャダイワーデン(その父ノーザンテースト Northern Taste)という血統。

85年の9月に澤峰次厩舎からデビュー。順調に条件戦を勝ち上がりますが、朝日杯3歳S(現在の朝日杯FS)で2着、京成杯3着、弥生賞2着と勝ち切れませんでした。

しかし5番人気で迎えた皐月賞でフレッシュポイスとの壮絶な叩き合いの末見事に優勝し、初重賞制覇が初GⅠ制覇となりました。ちなみに3着馬とは6馬身空いていたそうです。

その後は東京優駿こそダイナガリバーの5着と敗れますが、ラジオたんぱ賞では見事に優勝します。しかし脚部不安を発症、そのまま現役を引退しました。(通算成績10戦4勝)

種牡馬になってからは、95年のマイルCS、96年の安田記念を制したトロットサンダーを輩出、また92年のカブトヤマ記念(現廃止)を制したワンモアラブウエイなどを輩出しました。

02年に種牡馬を引退し、余生を門別牧場で過ごしていました。傑作のトロットサンダーも既に亡くなっており、残念ながらその血脈は残された産駒のみとなっています。

本当にお疲れさまでした。安らかにお眠り下さい。