これが競馬! 有馬記念(日・GⅠ) 

12月25日、中山競馬場有馬記念(3歳上・芝2500m)が行われ、4番人気でC.ルメール騎手騎乗のハーツクライ(牡4・日・橋口弘次郎厩舎)が優勝しました。

勝ち馬の父はサンデーサイレンス Sunday Silence(1986年生まれ・死亡・その父ヘイロー Halo)、母はアイリッシュダンス(その父トニービン Tony Bin)という血統。

鞍上の好騎乗が光りました。僅か3cmで負けたJCで、悔しい思いをしたC.ルメール騎手は、過去10年の有馬記念のビデオを擦り切れるまでに見続け、中山は先行有利と導き出しました。

ハーツクライといえば末脚勝負、しかし橋口弘次郎調教師も「まさかあんな位置にいるとは・・・」と驚く先行策で、残り200mで先頭に立つと、後ろからもの凄い勢いで迫ってくる圧倒的1番人気のディープインパクトを押さえゴールしました。

ハーツクライはGⅠ2着が3回、C.ルメール騎手はGⅠ2着5回と人馬共々悲願のGⅠ制覇となりました。

中山競馬場に詰め掛けた16万の観客は水を打ったように静まり、C.ルメール騎手がガッツポーズをしても歓声は上がりませんでした。中には泣き出すファンもいました。誰もがディープインパクトの勝利を信じていたのです。
でも「これが競馬」なのです。1回だけの真剣勝負、だから面白いのです。

来年もディープインパクトは活躍すると思います。ディープインパクトで競馬を知った方々は来年も応援してやって欲しいですね^^