日本馬史上初の快挙を挙げたシーザリオ引退!

また一頭名馬がターフを去りました。

日本馬史上初となった米国のGⅠ制覇を成し遂げたシーザリオ(牝4・日・角居勝彦厩舎)が右前繋靱帯炎を再発症し、4月19日付けで登録抹消され、今後は生まれ故郷の早来町ノーザンファームで繁殖入りする事となりました。

シーザリオの父はスペシャルウィーク、母はKirov Premiere(その父サドラーズウェルズ Sadler's Wells)という血統。

04年の12月にデビュー。新馬戦を勝ち上がると続く寒竹賞(500下)で後に日経新春杯を制するアドマイヤフジを押さえて勝利、圧倒的1番人気で迎えたフラワーCをも制し3連勝で重賞初制覇をしました。

そして迎えたクラシック第1戦桜花賞では、ラインクラフトに福永佑一騎手乗る為に吉田稔騎手に乗り替わり、そのラインクラフトにアタマ差及ばず2着と惜敗します。しかし牝馬優駿ではラインクラフトはNHKマイルCに向かった為、再び福永祐一騎手が手綱を取ることとなり、圧倒的1番人気に応えて優勝します。

その後、アメリカンオークス(米・GⅠ)に挑戦する為に渡米、2番人気の屈辱を払うかの様に2着馬に4馬身差を付けて圧勝、エクリプス賞にノミネートされる程、現地の人々を震撼させました。

しかし帰国後に右前繋靱帯炎を発症し休養を余儀なくされます。更に復帰に向けて調整をしていたが再発、引退をすることとなりました。(通算6戦5勝)

やはり惜しむべきはディープインパクトとの対決がなかったことです。私は唯一あの三冠馬に勝てる馬と思っていたので、それが叶わなくなってしまったのが残念です。

また米国にもこの引退は伝えられ、その事に驚かれたと聞きます。

初年度の相手はクロフネキングカメハメハとの事です。どちらを付けても産駒は注目されるでしょう。もしかしたら米国からオファーが来るかも知れませんね。

お疲れさまでした。シーザリオアメリカンオークスを制した時の感動は一生忘れません。自身を彷彿させる良い仔を産んで下さい^^