０４年度年度代表馬ゼンノロブロイ引退！

また一頭名馬がターフを去りました。

１２月２８日、０４年の秋古馬三冠（天皇賞・秋、ジャパンＣ、有馬記念）を制したゼンノロブロイ(牡５・日・藤沢和雄厩舎）が引退し、早来町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りすることが明らかになりました。

ゼンノロブロイは、父サンデーサイレンス Sunday Silence、母がバレリーナH（米・ＧⅠ）を制したローミンレイチェル Roamin Rachel（その父マイニング Mining）という血統。

０３年２月のデビュー。青葉賞で重賞初制覇を挙げ、東京優駿に望みますが、ネオユニヴァースの２着に敗れます。秋初戦の神戸新聞杯を制し、菊花賞に望みますが不利もあって４着に敗れます。

その後も有馬記念３着、天皇賞・春２着、宝塚記念４着とＧⅠを好走しますが今一歩届きませんでした。ところが秋２戦目の天皇賞・秋を制し初ＧⅠ制覇を上げると、今までのうっぷんを晴らすかの様にジャパンＣ、有馬記念を制し、００年のテイエムオペラオー以来２頭目の秋古馬三冠を成し遂げ、その年の年度代表馬に選ばれました。

しかしその後は宝塚記念３着、英インターナショナルＳ２着、天皇賞・秋２着、ジャパンＣ３着とまた届かなくなり、引退レースとなった有馬記念では初めて掲示板を外した８着と振るいませんでした。（通算成績１９戦７勝）

悔やまれる事は切れ味が武器の馬だけに、海外遠征は力が必要な欧州ではなく米国芝に挑戦して欲しかったですね。

お疲れさまでした。今後はダンスインザダーク、フジキセキ、アグネスタキオンなど同じサンデーサイレンスの血を引く名種牡馬との戦いになります。厳しい戦いになりますが、是非良い子を輩出して下さい＾＾