これぞ王者の走り! フェブラリーS(日・GⅠ)

2月19日、東京競馬場フェブラリーS(4歳上・ダ1600m)が行われ、1番人気で武豊騎手騎乗のカネヒキリ(牡4・日・角居勝彦厩舎)が2着のシーキングザダイヤを3馬身突き放して快勝しました。

フジキセキ Fuji Kiseki(1992年生まれ・早来の社台スタリオンステーションで繋養・その父サンデーサイレンス Sunday Silence)、母はライフアウトゼア(その父デピュティミニスター Deputy Minister)という血統で、母の全兄にシルヴァーデピュティー Silver Deputyがいます。

この勝利でフジキセキ産駒は、前日にクイーンCをコイウタが制し、2日連続の重賞制覇となり、更に1月28日の東京新聞杯フジサイレンスが、2月5日のシルクロードSをタマモホットプレイが、2月12日のきさらぎ賞ドリームパスポートが制し、4週連続重賞勝利となりました。種付けシーズン前でこれは大きなアピールになりましましたね。

カネヒキリは04年の7月にデビュー。新馬戦4着、未勝利戦11着と振るいませんでしたが、ダートを試した3戦目で7馬身差を付けて圧勝、500万下条件戦、端午S(OP)を制し、激戦のユニコーンSで初重賞制覇を挙げます。

初GⅠ挑戦となったジャパンダートダービーも圧勝。秋初戦のダービーグランプリを制し、武蔵野Sこそ2着に敗れますが、ジャパンCダートも制し、05年のJRA賞最優秀ダートホースに選出されました。

今回は王者として迎え撃つ立場でしたが難なく圧勝、これで今度は日本代表として現地時間3月25日に行われるドバイワールドCに挑戦します。ただドバイは砂ではなく土です。日本の馬がその土にどれ位適応するかが鍵になりそうです。

それにしてもシーキングザダイヤ、また2着・・・><