移籍が転機となった! フランク.E.キルローマイルH(米・GⅠ)

現地時間3月4日、米国のサンタアニタパーク競馬場でフランク.E.キルローマイルH(4歳上・芝1600m)が行われ、5番人気でK.デザーモ騎手騎乗のミルクイットミック Milk It Mick(牡5・米・J.キャシディ厩舎)が優勝しました。

勝ち馬の父はミルコム Millkom(1991年生まれ・愛国のスカーヴァハウススタッド Scarvagh House Studで繋養・その父シラノドベルジュラック Cyrano de Bergerac)、母はLunar Music(その父コマイテ Komaite)という血統。

サンタアニタHが西海岸のダート最強古馬決定戦ならば、こちらは芝の最強古馬決定戦です。日本馬が出て貰いたいレースの一つです^^

03年の4月に英国のJ.オズボーン厩舎からデビュー。同年の10月のタタソールS(英・GⅢ)で重賞制覇をすると、続くデューハーストS(英・GⅠ)で勝利し、GⅠ初制覇を挙げています。

しかしその後は全く勝ちきれず、今年米国のJ.キャシディ厩舎に移籍してきました。前走のサンマルコスS(米・GⅡ)こそ2着と惜敗していますが、今回はきっちり勝利。実に2年と5ヶ月ぶりの勝利で米GⅠ初勝利となりました。米国の芝があっていたのでしょうね^^

それにしても「転機」というのはわからないものですね。もしこのまま英国に留まっていたら恐らくGⅠはもちろんの事、一般戦でも勝てなかったでしょうね。それが再びGⅠを勝てるなんて、どう転ぶかわからないものですね^^

次走は同じサンタアニタ競馬場で行われるアルカディアH(米・GⅡ)に向かうようです^^