強すぎて、お話にならない! 阪神大賞典(日・GⅡ)

3月19日、阪神競馬場阪神大賞典(4歳上・芝3000m)が行われ、単勝110円という圧倒的1番人気のディープインパクト(牡4・日・池江泰郎厩舎)が2着馬に3.1/2馬身差を付けて圧勝しました。

勝ち馬の父はサンデーサイレンス Sunday Silence(1986年生まれ・死亡・その父ヘイロー Halo)、母はウインドインハーヘア(その父アルザオ Alzao)という血統で、全兄に04年のスプリングSを制したブラックタイド(牡5)がいます。

04年の12月にデビュー。2連勝で迎えた弥生賞で重賞初制覇、次走の皐月賞でGⅠ初制覇を挙げ、東京優駿菊花賞を制し、史上6頭目三冠馬となりました。しかし05年の有馬記念ではハーツクライの大胆な逃げの前に2着と惜敗、このレースが06年の始動レースとなりました。

アイポッパーデルタブルースファストタテヤマなど長距離巧者が揃ったレースでしたが、その巧者達をまるで寄せ付けない走りで圧勝、しかも最後は手綱を押さえる余裕まで見せていました。菊花賞では道中掛かり気味で苦戦したので長距離が苦手と思われましたが、それも難なく克服(それでも掛かっていましたが^^;)、これでたとえ200mの距離が延びても、天皇賞・春を圧勝する事は間違いないと思います。

あとは怪我をしないで無事に本番を迎えて欲しいですね。かの三冠馬ナリタブライアンもこのレースを圧勝しましたが、股関節炎を発症し休養を余儀なくされました。故障は偶発的なもので避けられませんが、その運も味方に付けて淀のターフに姿を現して欲しいです^^