これが日本の最強馬だ! ドバイシーマクラシック(首・GⅠ)

現地時間3月25日、首国のナドアルシバ競馬場ドバイシーマクラシック(4歳上・芝2400m)が行われ、C.ルメール騎手騎乗のハーツクライ(牡5・日・橋口弘次郎厩舎)が2着馬コリアーヒル Collier Hillに4.1/4馬身差を付けて圧勝しました。

勝ち馬の父はサンデーサイレンス Sunday Silence(1986年生まれ・死亡・その父ヘイロー Halo)、母は95年の新潟記念など重賞2勝挙げたアイリッシュダンス(その父トニービン Tony Bin)という血統。

ドバイシーマクラシックの優勝は01年のステイゴールド以来2頭目となりました。

橋口弘次郎調教師は厩舎を開業する前年に研修先の欧州で凱旋門賞を観戦し「いつかきっと自分もこの舞台に立って見せる」と決意したそうです。しかしそう思える馬はダンスインザダークただ一頭だけで、そのダンスインザダークも海外に挑戦するプランが出た矢先に屈腱炎で引退を余儀なくされました。

また3年前、ゴドルフィンマイルを圧勝したユートピアがUSEダービーに挑戦しようとした時はイラク戦争が勃発、断念しざる得ませんでした。

そしてようやく巡り会った馬がハーツクライで、有馬記念ディープインパクトを撃破し、日本の代表としてドバイの地に立ちました。それだけに「勝算がなければドバイに来ませんよ」というインタビューの応答には重みがありました。

「次走はキングジョージ」と名伯楽は宣言しました。アスコットの地でサンデーサイレンスそっくり(鹿毛だけど^^;)のこの馬が走る日が待ち遠しいですね^^

ハーツクライ、04年の1月にデビュー。勝ち鞍京都新聞杯有馬記念