欧州の中距離界を担う存在! ドバイデューティフリー(首・GⅠ)

現地時間3月25日、首国のナドアルシバ競馬場ドバイデューティフリー(4歳上・芝1777m)が行われ、J.スペンサー騎手騎乗のデヴィッドジュニア David Junior(牡4・英・B.ミーハン厩舎)が2着馬ザティンマン The Tin Manに3.1/2馬身差を付けて完勝しました。

勝ち馬の父はプレザントタップ Pleasant Tap(1987年生まれ・ケンタッキー州のレーンズエンドファーム Lane's End Farmで繋養・その父プレザントコロニー Pleasant Colony)、母はParadise River(アイリッシュリヴァー Irish River)という血統で、母の全兄に94年にアーリントンミリオンを制したパラダイスクリーク Paradise Creekがいます。

それにしてもプレザントコロニーの直系は世界中で走っていますね^^ 日本でタップダンスシチー、米国でプレザントパーフェクト Pleasantly Perfectと大種牡馬リボー Ribotの血を更に延ばしています。今後が楽しみな系統です^^

デヴィッドジュニアは04年の9月にデビュー。2戦目でメイドンを脱出すると、準重賞を2連勝しGⅠのサセックスSに挑戦します。しかし7着と敗れます。

ローズオブランカスターS(英・GⅢ)2着のあと、セレクトS(英・GⅢ)で重賞初制覇を挙げ、続く英チャンピオンSでは愛チャンピオンSを制したオラトリオ Oratorioや、後にJCを優勝するアルカセット Alkaased等強豪を撃破し、GⅠ初制覇を挙げています。

今回が06年の初出走となりました。しかしこの強さは本物ですね。恐らく06年度の中距離界を牽引する存在になりそうですね^^

日本から参戦したハットトリックは12着、アサクサデンエンは15着に敗れてしまいました。芝が合わなかったと云うよりどうやらメンタル面の問題の様です。日本を代表する2頭の復帰を期待したいです。