日本競馬史上最強馬! 天皇賞・春(日・GⅠ)

4月30日、京都競馬場で第133回天皇賞・春(4歳上・芝3200m)が行われ、単勝110円という圧倒的1番人気のディープインパクト(牡4・日・池江泰郎厩舎)が3.1/2馬身差を付けて97年のマヤノトプガンの持つ記録(3分14秒3)を0.9秒更新するのレコードで圧勝しました。

勝ち馬の父はサンデーサイレンス Sunday Silence(1986年生まれ・死亡・その父ヘイロー Halo)、母はウインドインハーヘア(その父アルザオ Alzao)という血統で、全兄に04年のスプリングSを制したブラックタイド(牡5)がいます。

04年の12月にデビュー。新馬戦から天才武豊騎手を驚かす手応えで話題になり、2連勝で迎えた弥生賞で重賞初制覇、皐月賞東京優駿菊花賞を無敗のまま制し、84年のシンボリルドルフ以来の史上2頭目の無敗の三冠馬三冠馬は6頭目)となりました。

しかし05年の有馬記念ではドバイシーマクラシックを制したハーツクライの前に2着と惜敗、連勝記録は7で止まってしまいました。

06年は前走の阪神大賞典から始動、他馬を寄せ付けない走りで圧勝しています。今回でGⅠ4勝目となりました。

それにしても強すぎます!2着に来たリンカーンも完璧なレースをしてほぼレコードタイムで走っているのですから、横山典弘騎手の「時代が悪いよ、時代が」という台詞にも頷けます。まさに日本競馬史上最強馬と言っても過言ではないでしょう。

今後はいよいよ世界に羽ばたきます。ハーツクライが既に登録しているキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスダイヤモンドSか秋に仏国で行われる凱旋門賞か、もしくは両方になるかはまだ未定ですが、日本が誇る最強馬が世界を制するのは夢ではなさそうです^^