無敗のプリンセス! 優駿牝馬(日・GⅠ)

5月21日、東京競馬場牝馬優駿(3歳牝・芝2400m)が行われ、3番人気で本田優騎手騎乗のカワカミプリンセス(牝3・日・西浦勝一厩舎)が優勝しました。

勝ち馬の父はキングヘイロー(1995年生まれ・新冠町の優駿スタリオンステーション・その父ダンシングブレーヴ Dancing Brave)、母はタカノセクレタリー(その父シアトルスルー Seattle Slew)という血統。

キングヘイロー産駒のGⅠ制覇はこれが初、自身が届かなかったクラシック制覇を娘が制したことになりました。

06年の2月にデビュー。500万下を制し、前走オークストライアルのスイートピーSを制しオークス最優先出走権を獲得しました。今回が重賞初制覇でGⅠ初制覇となり、57年のミスオンワード以来、無敗のオークス馬となりました。

また本田優騎手は今年で43歳という大ベテランでオークス最年長ジョッキーとなりました。(本人は年の事を云われると不服らしく髪の毛を赤く染めてきたそうです^^)

西浦勝一調教師、本田優騎手といえば、思い出されるのはやはりテイエムオーシャンです。00年の阪神3歳牝馬Sを勝ち、01年の桜花賞秋華賞も勝ちながら届かなかった優駿牝馬、その栄冠を5年越しでついに手に入れました。

競走中止となったコイウタは右肩ハ行と軽傷でしたが、もしあのままレースを続けていたら恐らく競走能力喪失は避けられなかったでしょうね。大舞台でありながら異変に気付き冷静にレースを中止を判断した横山典弘騎手は流石だと思いました。

さて気になるのはやはり米オークスへの遠征です。2年連続で遠征し、一昨年はダンスインザムードで2着、去年はシーザリオで優勝しているだけに今年もと期待が掛かります。桜花賞キストゥヘヴンと共に遠征して欲しいですね^^