最後の皇帝逝く! ラストタイクーン死去!

5月27日、86年のBCマイルを制したラストタイクーン Last Tycoon(牡23)が繋養されていた独国で死亡しました。

ラストタイクーンの父はトライマイベスト Try My Best、母は母Mill Princess(その父ミルリーフ Mill Reef)という血統。

85年の6月にデビュー。85年のアランベール賞で重賞初
制覇を挙げ、86年にはキングズスタンドS、スプリントチャンピオンシップ、BCマイルなどGⅠ3勝を含む重賞5勝し種牡馬入りをしました。

種牡馬成績は非常に優秀で、93年のクイーンエリザベスⅡ世SなどGⅠ4勝したビッグストーン Bigstoneや、93、94年の英インターナショナルSを制したエズード Ezzoud、日本では02年の桜花賞を制したアローキャリーなどがいます。

更に産駒のマルジュ Marjuからは04年のサセックスSなどGⅠ5勝しているソヴィエトソング Soviet Songや06年の香港ダービーを制したヴィヴァパタカ Viva Pataca、またビックストーンからは01年の宝塚記念を制したメイショウドトウなどが輩出され、更に89年からシャトル種牡馬として豪州、新国など行いその血を世界中に広げていました。

また母の父としても優秀で04年の東京優駿を制したキングカメハメハなどを輩出していました。

これだけの種牡馬の死去はとても残念ですね。これからは天国で孫、曾孫の活躍を見守って下さい。お疲れさまでした。