これぞ雑草魂! 2年連続2冠達成! 東京優駿(日・GⅠ)

5月28日、東京競馬場でクラシック第2戦の東京優駿(3歳・芝2400m)が行われ、1番人気で石橋守騎手騎乗のメイショウサムソン(牡3・日・瀬戸口勉厩舎)が優勝し、2年連続で2冠馬が誕生しました。

勝ち馬の父はオペラハウス Opera House(1988年生まれ・新ひだか町静内の軽種馬協会静内種馬場で繋養・その父サドラーズウェルズ Sadler's Wells)、母はマイヴィヴィアン(その父ダンシングブレーヴ Dancing Brave)という血統。

鞍上の今年39歳を迎えたベテラン騎手は東京優駿であっても冷静だった。パートナーを内枠好位に付けると、逃げるアドマイヤメインを残り150mで交わし、最後は手綱を緩める余裕までみせました。テレビで解説していた岡部幸雄元・騎手もこれには吃驚、東京優駿独特の異様な雰囲気に呑まれずに冷静にいた事を大いに称えていました^^

また真面目で苦労人の石橋守騎手は先輩後輩、誰からも慕われているそうです。特に河内洋調教師からかわいがられ、引退の歳には4つの鞍など愛用の品を愛弟子の武豊騎手ではなく石橋守騎手に譲ったのは有名な話です。その河内洋調教師は武邦彦調教師、小島太調教師と共に、東京優駿の日に厩舎の馬を乗せてました。誰からも慕われた人柄が勝利への道を切り開いたのかも知れませんね^^

しかし終わってみれば春の3歳クラシックは日高の中小牧場が完全制覇、しかもサンデーサイレンス産駒のラストクロップでありながら1頭も勝てませんでした。低迷している日高の生産者がこれに続く事を期待したいですね^^