日本の最強馬を迎え撃つ、仏国の名門厩舎! ニエル賞(仏・GⅡ)
現地時間9月10日、仏国のロンシャン競馬場で凱旋門賞の前哨戦ニエル賞(3歳牡牝・芝2400m)が行われ、1番人気でC.スミヨン騎手騎乗のレイルリンク Rail Link(牡3・仏・A.ファーブル厩舎)が優勝しました。
勝ち馬の父はダンジリ Dansili(1996年生まれ・英国のバンステッドマナースタッド Banstead Manor Studで繋養・その父デインヒル Danehill)、母はDocklands(その父シアトルカル Theatrical)という血統。
06年の4月にデビュー。デビュー戦のサンシモン賞(一般戦)でラチにぶつかり騎手を落馬させ競走中止にしています。しかしモンパニョッテ賞(一般戦)こそ2着に敗れますが、その後は負け知らずで、リス賞(仏・GⅢ)で重賞初勝利を挙げると、パリ大賞典でGⅠ初制覇を挙げ、今回4連勝目を挙げました。
C.スミヨン騎手はこの日フォワ賞、ヴェルメイル賞、そしてニエル賞と3勝を挙げる絶好調で、またこれでA.ファーブル厩舎は凱旋門賞にハリケーンラン Hurricane Run、シロッコ Shiroccoに続く怖い存在を送り出すことになりました。
勝ち馬はロンシャン競馬場の芝2400mで3勝しており、同じ舞台で行われる凱旋門賞では非常に怖い存在です。またニエル賞から凱旋門賞を制した馬はカーネギー Carnegie、エリシオ Helissio、サガミクス Sagamix、モンジュー Montjeu、シンダー Sinndar、ダラカニ Dalakhani、そしてハリケーンラン と錚々たるメンバーが名を連ねており、軽量も軽いこともありけして軽視できる存在ではないと思います。
ハリケーンラン、シロッコ、そしてレイルリンクと地元のA.ファーブル厩舎が送り出す強豪を相手に日本から遠征するディープインパクトがどう対抗するか、本番が待ち遠しいです。