GⅠ2勝してもあの馬に勝てない 仏グランクリテリウム(仏・GⅠ)

現地時間10月1日、仏国のロンシャン競馬場で仏グランクリテリウム(2歳・芝1400m)が行われ、2番人気でK.ファロン騎手騎乗のホーリーローマンエンペラー Holy Roman Emperor(牡2・愛・A.オブライエン厩舎)が、4番人気バトルペイント Battle Paintに2馬身差を付けて完勝しました。

勝ち馬の父はデインヒル Danehill(1986年生まれ・03年に死亡・その父ダンジグ Danzig)、母L'On Vite(その父セクレタリアト Secretariat)という血統で、半兄に99年京都4歳特別(日・GⅢ)を制したビッグバイキング(父シアトルカル Theatrical)、母の半兄に75年のクイーンズプレート(加・GⅠ)、プリンスオブウェールズS(加・GⅠ)を制しその年のカナダ年度代表馬に選出されたレンジョルール L'Enjoleur(その父バックパサー Buckpasser)がいます。

06年の6月にデビュー。未勝利戦を初戦で脱出します、続くコヴェントリーS(英・GⅡ)では15着と惨敗してしまいます。しかしレイルウェイS(愛・GⅡ)で重賞初制覇を挙げると、続くフィーニクスS(愛・GⅠ)も制し、GⅠ初制覇を挙げます。

前走の愛ナショナルSでは1番人気に支持されながらもテオフィロ Teofiloの2着に敗れますが、今回きっちり汚名を返上しGⅠ2勝目を挙げました。

ちなみに次走の英国のニューマーケット競馬場で行われたデューハーストSで、再びテオフィロ Teofiloに敗れています。(詳しくは後日に日記で書きます)打倒テオフィロ!が来年の課題になりそうです。