名伯楽、師匠越え! シャンペンS(米・GⅠ)

現地時間10月14日、米国のベルモント競馬場でシャンペンS(2歳・ダ1700m)が行われ、2番人気でJ.ヴェラスケス騎手騎乗のスキャットダディ Scat Daddy(牡2・米・T.プレッチャー厩舎)が、6番手追走から3コーナーで大外を回り、ゴール手前で抜け出し、1番人気のノービズライクショービズ Nobiz Like Shobizに3/4馬身差を付けて優勝しました。

勝ち馬の父はヨハネスブルグ Johannesburg(1999年生まれ・米国のアッシュフォードスタッド Ashford Studで繋養・その父ヘネシー Hennessy)、母はLove Style(その父ミスタープロスペクター Mr.Prospector)という血統。

父のヨハネスブルグは現役の2歳時(01年)に、BCジュベナイルを含むGⅠ4勝を挙げた馬で、現2歳が初年度産駒となります。スキャットダディが産駒のGⅠ初制覇となり、初年度からGⅠ勝ちの馬を出したことになりました。今後が期待される種牡馬ですね^^

勝ち馬は今年の6月にデビュー。未勝利戦を5.1/4馬身差を付けて圧勝すると、続くサンフォードS(米・GⅡ)を制し重賞初制覇を挙げます。

初のGⅠ挑戦となった前走のホープフルS(米・GⅠ)ではサーキュラーキー Circular Quayの2着に敗れていました。

この勝利で管理しているT.プレッチャー調教師は、これで今年のステークス勝利が93勝となり、87年に彼の師であるW.ルーカス調教師が樹立した92勝の記録を塗り替えました。今年BCにも多くの管理馬を送り出した、名伯楽の勢いはまだまだ止まりそうもないですね^^