大種牡馬ダンジグ死去!

偉大な大種牡馬が亡くなりました。

現地時間1月3日、大種牡馬ダンジグ Danzig(牡29)が米国のケンタッキー州のクレイボーンファーム Claiborne Farmで老衰の為安楽死処分されていた事が分かりました。

ダンジグの父はノーザンダンサー Northern Dancer、母はPas de Nom(その父アドミラルズヴォヤージ Admiral's Voyage)という血統で、現役時代は脚部不安の為に僅か3戦(3勝)で引退しています。

種牡馬入りすると、初年度にBCジュヴェナイル馬チーフズクラウン Chief's Crownを輩出するなど次々と名馬を輩出、日本でもアグネスワールドがジュライCを、ヤマニンパラダイス阪神3歳牝馬Sを制しています。

後継種牡馬も次々と輩出し、97年のJCを制したピルサドスキー Pilsudskiの父ポリッシュプレシデント Polish Precedent、04、05の東京大賞典を連覇したアジュディミツオーの父アジュディケーティング Adjudicating等を輩出、中でも最高傑作と言われるのはデインヒル Danehillで、全世界にその血を一気に広めました。

04年に繁殖能力が低下した為に種牡馬を引退して、同ファームで余生を過ごしていました。

歴史的大種牡馬の死は残念ですが、その血は全世界で残り、今年もその血を引いた仔達が生まれてきます。あの世から子孫の活躍を見守って下さい。お疲れさまでした。