桜花賞馬アローキャリー死去!

1月5日、02年の桜花賞を制したアローキャリー(牝7)が、繋養先の静内・矢野牧場で急性心臓麻痺の為に死亡しました。

アローキャリーは父ラストタイクーン Last Tycoon、母アロールーシー(その父サンキリコ Sanquirico)という血統。

01年5月に北海道の北川數男厩舎からデビュー。2戦目で初勝利を挙げます。同年の12月に中央の山内研二厩舎に転厩し、初戦で迎えた阪神ジュベナイルFで9番人気でありながら2着に好走します。

その後フェアリーS4着、明けてエルフェンS2着と好走しますが、桜花賞トライアルのアネモアSで8着と大敗、桜花賞ではその影響もあって13番人気と評価を落とします。

しかし本番の桜花賞で優勝し、重賞初制覇と共にGⅠ初勝利を挙げました。そして今でこそ一流騎手の池添謙一騎手にGⅠ初勝利をプレゼントしました。

しかしその後は勝ち切れず、その年のマイルCS(18着)を最後に引退し、故郷の矢野牧場で繁殖に上がりました。

初年度にはブライアンズタイム牝馬を、05年度にはシンボリクリスエスの牡馬を出産、その2頭が遺児となりました。

Hail to Reasonが全く入っておらず、日本で相手を選ばない血統だけに残念ですね。
ブライアンズタイム産駒の牝馬は今年デビューします。是非頑張って母の様なクラシック馬になって欲しいですね。お疲れさまでした。