JRAにも牝馬限定のダート重賞を! TCK女王盃(交流・GⅢ)

1月18日、大井競馬場TCK女王杯(4歳上牝・ダ1800m)が行われ、単勝120円という圧倒的一番人気で安藤勝己騎手騎乗のグラッブユアハート(牝6・日・畠山吉宏厩舎)が優勝しました。

勝ち馬の父はデピュティコマンダー Deputy Commander(1994年生まれ・ケンタッキー州のエアードリースタッド Airdrie Studで繋養・その父デピュティミニスター Deputy Minister)、母はKelly Amber(その父ハイランドパーク Highland Park)という血統。

03年の1月にデビュー。新馬(ダ1800m)を勝って、芝の重賞フラワーCに挑戦しますが15着と惨敗、その後はダート路線を走ります。

スパーキングレディーC(交流・GⅢ)で初重賞制覇を挙げます。しかしその後は惜敗続きで今ひとつ勝ち星を挙げられず、白山大賞典(交流・GⅢ)で1年3ヶ月ぶりの勝利を挙げると、前走のクイーン賞(交流・GⅢ)では2着馬に10馬身差を付けて圧勝していました。

地方の重賞ばかり勝っていますが、これはJRAのレースに牝馬限定のダート重賞が一つもないからです。ただでさえ少ないJRAのダート重賞で牡馬の古馬と戦うのは流石に斤量の差だけでは埋められません。

これだけの馬が中央のレースで観れないのは本当に残念ですよね。牝馬限定の芝レースが少しずつ増えていますが、せめて一つは牝馬限定のダートレースを作って欲しいです。