Forty Ninerの後継馬がまた・・・ コロナドズクエスト死去!

3月8日、98年のトラヴァーズSを制したコロナドズクエスト Coronado's Quest(牡9)が、繋養先のJBBA静内種馬場で心臓麻痺の為に死亡しました。

父はフォーティナイナー Forty Niner、母はLaughing Look(ダマスカス Damascus)という血統。

97年の7月に米国C.マーゴイ厩舎からデビュー。同年のカウディンS(米・GⅡ)で初重賞制覇を挙げ、続くナシュアS、レムゼンSと重賞を連勝、クラシック候補として名前が挙がります。

しかし自信を持って望んだ98年のフロリダダービーでは、激しい気性が災いとなって5着と惨敗。その後は他の3歳がクラシック戦線を走る中、地元で連勝を重ね力を付けていきます。

そしてついにハンケル招待Hで、その年のベルモントSヴィクトリーギャロップ Victory Gallopを撃破し、初のGⅠ制覇を挙げます。更に続くトラヴァーズSも制覇し、3歳の最強の一頭にのし上がります。

その年で現役を引退し、米国のクレイボーンファーム Claiborne Farmで種牡馬入り、その後04年に日本軽種牡馬協会が購入します。

初年度からフリゼットSを制したアルジャディード Al Jadeedを輩出、2世代目からはテストS、アラバマSを制したソサエティセレクション Society Selectionを輩出、日本に売ってしまった米国の生産者を後悔させます。

無論、日本の生産者からも人気があり、初年度に134頭、2年目も122頭もの繁殖牝馬を集めています。それだけに早世が惜しまれます。

お疲れさまでした。安らかにお休み下さい。