芝・ダート最強馬降臨! ドバイワールドC(首・GⅠ)

現地時間3月25日、首国のナドアルシバ競馬場でドバイワールドCが行われ、L.デットーリ騎手騎乗のエレクトロキューショニスト Electrocutionist(牡5・英・S.ビン.スルール厩舎)が2着馬に7馬身差を付けて圧勝しました。

勝ち馬の父はレッドラムサン Red Ransom(1987年生まれ・米国のヴィネリースタッド Vinery Studで繋養・その父ロベルト Roberto)、母はElbaaha(その父アラジ Arazi)という血統で、従兄に98年の独ダービーを制したロベルティコ Roberticoがいます。

04年の4月に伊国のヴァリアニ厩舎からデビュー。3連勝後の伊ジョッキークラブ大賞(伊・GⅠ)こそ2着に敗れていますが、05年のカルロダレッシオ賞(伊・GⅡ)で重賞初制覇を飾ると、ミラノ大賞典(伊・GⅠ)でGⅠ初勝利、続く英インターナショナルも優勝と重賞3連勝を挙げています。

カナディアン国際S(加・GⅠ)3着後、ゴドルフィンのS.ビン.スルール厩舎に移籍。移籍後初戦となったマクトゥームチャレンジ・ラウンドⅢ(首・GⅡ)では初ダートと思えない走りで2着に7馬身差で圧勝、今回ダートGⅠ初制覇を挙げました。

それにしても凄すぎます。つまり負けたのは10戦して僅か2戦、しかもその2戦は3着以内という堅実振りで、その上に芝もダートもお構い無しとは、もう怪物としかいいようがありません^^; 06年の活躍次第では「歴史的名馬」として名を残すかも知れませんね。

日本のダート最強馬カネヒキリは5着でしたが、相手が悪すぎたとしかいいようがありません。(日本のダートとドバイのダートは違いすぎるので、馬場が合わないということもあるのでしょうね^^;)

次走はプリンスオブウェールズSで再び英国制覇を狙います。この馬の走りに注目です!