これが皐月賞馬の本当の力! マイラーズC(日・GⅡ)

4月15日、阪神競馬場マイラーズC(4歳上・芝1600m)が行われ、単勝180円という圧倒的一番人気で安藤勝己騎手騎乗のダイワメジャー(牡5・日・上原博之厩舎)が優勝しました。

勝ち馬の父はサンデーサイレンス Sunday Silence(1986年生まれ・死亡・その父ヘイロー Halo)、母は92年の中山牝馬Sを制したスカーレットブーケ(その父ノーザンテースト Northern Taste)という血統。

03年の12月にデビュー。2戦目で未勝利(ダート)を脱出すると、4戦目のスプリングSで3着に入線、皐月賞への優先出走権が与えられます。そして迎えた皐月賞では10番人気を覆す軽快な逃げで大金星を挙げます。芝未勝利の1勝馬の優勝に当時は軽視する声も挙がりました。

その後は東京優駿6着、オールカマー9着(しんがり負け)、天皇賞・秋17着と惨敗します。終わったかと思われましたが、実は「のど鳴り」を患っていて、それが原因で全く力が出せないでいたのです。

その手術が成功し、復帰戦となった05年のダービー卿CTでいきなり優勝。秋にはマイルCSでハナ差の2着と本来の力を発揮するようになりました。06年の初戦の中山記念でも2着と惜敗していました。

次走はもちろん去年8着に敗れた安田記念です。鞍上もこのまま安藤勝己騎手との事で、これは期待できそうですね。