弱冠18歳のダービー制覇! 東京ダービー(南関東・GⅠ)

6月7日、大井競馬場南関東三冠第2戦の東京ダービー(3歳・ダ2000m)が行われ、12番人気で町田直希騎手騎乗のビービートルネード(牡3・川崎・武井榮一厩舎)が優勝しました。

勝ち馬の父はタヤスツヨシ(1992年生まれ・日高町ブリーダーズスタリオンステーションで繋養・その父サンデーサイレンス Sunday Silence)、母はノースハッピー(その父メンデス Mendez)という血統。

05年の7月に北海道・林和弘厩舎からデビューしますが、ホッカイドウ競馬では全く勝ち星を挙げられず、12月に川崎・武井榮一厩舎に転厩しました。

しかし移籍初戦を優勝で飾りますが、その後勝ちきれず惜敗が続きます。陣営は能力はあるのにかかり癖があり調教もままならないるこの馬に試行錯誤を繰り返し、折り合いだけに専念させました。

その結果が形となって現れ、前々走の菖蒲特別で優勝すると、前走のハナミヅキ特別も優勝し、重賞初挑戦となった今回も優勝!第52代ダービー馬となりました。

鞍上の町田直希騎手(川崎・秋山重美厩舎)は弱冠18歳という若さでのダービー制覇となりました。

町田直希騎手は、05年の4月18日にデビューし、31勝を挙げNARグランプリ2005で優秀新人騎手賞に選出されました。今年からは許されるはずの減量をあえて外して一級戦と互角の条件で争っています。

度胸も技術もあり、ダービー初騎乗となった今回もビービートルネードを好位で我慢させ、ゴール前で馬群を割って入るなど新人騎手とは思えない手綱捌きを披露しました。将来は南関東を牽引していく存在になるのではと期待が掛かります。

ビービートルネードの次走は、ジャパンダートダービーに向かわず、休養に入るそうです。人馬共々今後が楽しみですね^^