女傑、牡馬達を撃破! プリンスオブウェールズS(英・GⅠ)

現地時間6月21日、英国のアスコット競馬場プリンスオブウェールズS(4歳上・芝2000m)が行われ、3番人気でO.ペリエ騎手騎乗のウィジャボード Ouija Board(牝5・英・E.ダンロップ厩舎)が優勝しました。

勝ち馬の父はケープクロス Cape Cross(1994年生まれ・愛国のキルダンガンスタッド Kildangan Studで繋養・その父グリーンデザート Green Desert)、母はSelection Board(その父ウェルシュページェント Welsh Pageant)という血統。

7頭立てと小頭数でしたが、今年のドバイデューティーフリーを制したデヴィッドジュニア David Junior、今年のドバイワールドCを制したエレクトロキューショニスト Electrocutionist、今年のガネー賞を制したコレカミノ Corre Caminosなどロイヤルアスコット開催に相応しい豪華メンバーでした。制したウィジャボードは紅一点ながらもこの豪華メンバーを撃破、これでGⅠ5勝目を挙げました。

03年の10月にデビュー。04年目に英・愛オークス制覇に加え、BCフィリー&メアターフを制し、カルティエ賞の欧州年度代表馬、最優秀3歳牝馬に選出、更にエクリプス賞の米最優秀芝牝馬に選出されるという偉業を達成しました。

05年はプリンスオブウェールズS(7着)のレース後骨折を発症し、休養を余儀なくされましたが、9月に復帰すると見事に香港ヴォーズを制しました。

06年はドバイシーマクラシック(4着)から始動、前走のコロネーションSではシロッコ Shiroccoの2着と好走していました。

今後は未定ですが、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスダイヤモンドSにも登録をしており、日本から遠征するハーツクライにとって大きな壁になりそうです。