宝塚記念の在り方に疑問? 宝塚記念(日・GⅠ)

6月25日、京都競馬場宝塚記念(3歳上・芝2200m)が行われ、単勝110円という圧倒的1番人気武豊騎手騎乗のディープインパクト(牡4・日・池江泰郎厩舎)が、2着のナリタセンチュリーに4馬身差を付けて圧勝しました。

勝ち馬の父はサンデーサイレンス Sunday Silence(1986年生まれ・死亡・その父ヘイロー Halo)、母はウインドインハーヘア(その父アルザオ Alzao)という血統で、全兄に04年のスプリングSを制したブラックタイド(牡5)がいます。

04年の12月にデビュー。弥生賞で重賞初制覇を挙げると皐月賞東京優駿菊花賞を無敗のまま制し、84年のシンボリルドルフ以来の史上2頭目の無敗の三冠馬三冠馬は6頭目)となりました。

ところが有馬記念ではドバイシーマクラシックを制したハーツクライの前に2着と惜敗してしまいます。

しかし06年になると更に成長し初戦の阪神大賞典で圧勝、前走の天皇賞・春では97年にマヤノトップガンが記録した従来のレコードを1秒更新して圧勝していました。

宝塚記念は人気投票で出走権が決まる世界でも類を見ないレースです。しかし20位以内で出走を決めたのは僅か5頭だけでした。その背景には3歳馬が皐月賞東京優駿という激戦した後という事や、マイル路線の馬が距離が長すぎて出難い事など色々問題があると思います。

また国際レースというのにロイヤルアスコット開催と重なり殆ど出走しないなど、レース自体を見直す必要があるような気がします。

ディープインパクトの圧勝を観ながら色々考えさせられる一戦でした。