プライドをとるか?それとも・・・ サンクルー大賞典(仏・GⅠ)

現地時間6月25日、仏国のサンクルー競馬場サンクルー大賞典(4歳上・芝2400m)が行われ、5番人気でC.ルメール騎手騎乗のプライド Pride(牝6・仏・A.ロワイユデュプレ厩舎)が、1番人気で昨年の欧州年度代表馬ハリケーンラン Hurricane Runをアタマ差抑えて優勝しました。

勝ち馬の父はパントレセレブル Peintre Celebre(1994年生まれ・愛国のクールモアスタッド Coolmore Studで繋養・その父ヌレイエフ Nureyev)、母はSpecificity(その父アレッジド Alleged)という血統で、伯父に82年英・愛セントレジャーを制したタッチングウッド Touching Wood、姪に今年の英1000ギニーを制したスペシオーサ Speciosaがいます。

パントレセレブルは97年の凱旋門賞を制した馬で、前年の覇者エリシオ Helissio、97年のJCを制したピルサドスキー、97年のバーテン大賞を制した名牝ボルジア Borgia、98年のキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスダイヤモンドSを制したスウェイン Swainなど錚々たるメンバーに5馬身差を付けて圧勝した馬です。既に03年の独ダービー馬ダイジン Dai Jin等のGⅠ馬を輩出しており、今後が期待される種牡馬です。

勝ち馬は02年の8月に武豊騎手を鞍上にデビュー。04年のアレフランス賞で重賞初制覇を飾ると、その後05年のフォア賞(仏・GⅡ)を含む重賞5勝を挙げています。

GⅠ制覇は今回が初めてで、ハリケーンランを敗るところをみると牝馬ながら欧州を代表する1頭になりそうです。

次走は未定ですが、もしキングジョージⅥ世&QDSに遠征となると、果たしてハーツクライの鞍上はC.ルメール騎手でしょうか?気になりますね。