ドンHを制す力がありながら・・・ブラスハット、ドーピングで失格!

現地時間3月25日に首国のナドアルシバ競馬場で行われたドバイワールドC(4歳上・ダ2000m)で、2位に入線したブラスハット Brass Hat(セン5・米・W.ブラッドリー厩舎)が薬物違反で失格となりました。

ブラスハットは、ドバイワールドCエレクトロキューショニスト Electrocutionistから1.1/2馬身差の2位に入線しました。ところがレース後の検査でコルチコステロイド(副腎皮質ホルモン)、メチルプレドニソロンの2種類の禁止薬物が検出されたのです。前者は人間のスポーツ界でもドーピングとして禁止されている薬品です。

この件を受けエミレーツ・レーシング・アソシエーションは同馬の失格とし、オーナーであるF.ブラッドリー氏に2着賞金120万ドルの返還を要求、更に管理するW.ブラッドリー調教師に5400ドルの罰金を要求しました。 ブラスハット陣営はこの裁定を不服として異議申し立てを行いましたが却下され失格が確定しました。

これによってカネヒキリは5位入選が4着に、スターキングマンが8位入選が7着へと繰り上がりました。

米国競馬では薬品の投与が当たり前に行われており、JRAで禁止されている薬物も投与されているそうです。悲しいことですね。

今後、素晴らしいレースに水を差すような嫌な話は聞きたくないですね。