トップジョッキーK.ファロン騎手、八百長疑惑で英国での騎乗停止!

現地時間7月3日、ロンドン市警察はK.ファロン騎手(41)ら11人を、八百長など不正行為の罪で起訴されました。

警察当局は、インターネットを通じて営業するブックメーカーの一つが競馬関係者に接触し、02年12月から04年9月にかけて80を越えるレースにおいて、ベットイクスチェンジで自らが関与する馬が「負ける」方に賭け、不正に配当をせしめていたことが発覚したのです。

またK.ファロン騎手は04年の3月2日に、英国のリングフィールド競馬場で行わなわれたメイドンでバリンガーリッジ Ballinger Ridge(セン5)に騎乗、トップを走っていながらスピードを落とし故意に負けたとして疑惑を持たれていました。(疑惑とは別にレース中の規則違反で21日間の出場停止処分を受けています)

ファロン騎手は保釈されましたが、英国競馬の騎乗停止処分を受けました。(愛国、仏国での騎乗は可)これによってキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスDSに出走する有力馬ハリケーンラン Hurricane Runに騎乗することは難しくなりました。

K.ファロン騎手は、英国リーディングを6度獲得したトップジョッキーで、起訴前日に行われた愛ダービーで、ディラントーマス Dylan Thomasを勝利に導いていました。それだけに残念なニュースです。

しかし不正は許せないと思います。しかしそれは主催者の管理問題もあると思います。JRAは不正防止策として騎手はレース前日に調整ルームに入らなければならないという規定を設けています。日本を見習って欲しいですね。

不正をすれば多くの関係者に迷惑が掛かります。馬主、生産者、陣営、何よりも馬達の運命を変えてしまう可能性もあります。不正は絶対あってはならないものだと思います。