初代夏の短距離王はシーイズトウショウ! セントウルS(日・GⅡ)

9月10日、中京競馬場サマースプリントシリーズ終戦グローバル・スプリント・チャレンジの第5戦のセントウルS(3歳上・芝1200m)が行われ、1番人気で池添謙一騎手騎乗のシーイズトウショウ(牝6・日・鶴留明雄厩舎)が2着のテイクオーバーターゲット Takeover Targetに3馬身差を付けて完勝しました。

勝ち馬の父はサクラバクシンオー(1989年生まれ・早来町社台スタリオンステーションで繋養・その父サクラユタカオー)、母はジェーントウショウ(その父トウショウフリート)という血統で、母の半兄に91年の桜花賞を制したシスタートウショウ(その父トウショウボーイ)がいます。

02年の8月にデビュー。2戦目の新馬戦で初勝利挙げますが、その後1年以上勝ち星が遠ざかります。03年にはクラシックにも挑戦桜花賞で2着と好走しますが、優駿牝馬で12着と惨敗、その後は秋華賞も諦め短距離路線を進みます。その年の暮れのCBC賞で優勝。1年と4ヶ月ぶりの勝利で重賞初制覇を挙げます。

04、05年の函館スプリントSを制し、06年のCBC賞(今年から6月に変更)を制するなど短距離路線で活躍、更に新設されたサマースプリントシリーズにも果敢に挑戦し、函館スプリントS2着(5ポイント)、キーンランドC2着(5ポイント)、そして今回(12ポイント+1着必須)で見事初代サマースプリント女王に輝き、賞金5000万円が寄贈されました。

こうなると狙うは次走のスプリンターズSでのGⅠ初制覇です。ただ怖い存在は今回59キロを背負って2着と好走したテイクオーバーターゲットの存在です。本番では57キロと軽くなるので、シーイズトウショウの大きな壁になりそうです。