殿下秘蔵の素質馬、開花! 愛セントレジャー(愛・GⅠ)

現地時間9月16日、愛国のカラ競馬場愛セントレジャー(3歳上・芝2800m)が行われ、2番人気でM.キネーン騎手騎乗のカストリア Kastoria(牝5・愛・J.オックス厩舎)が圧倒的1番人気に支持されたイェーツ Yeatsを1/2馬身差付けて優勝しました。

勝ち馬の父はセルカーク Selkirk(1988年生まれ・英国のランウェイズスタッド Lanwades Studで繋養・その父シャーペンアップ Sharpen Up)、母はKassana(その父シェルナザール Shernazar)という血統。

カストリアは鼻が悪かったそうです。そしてその手術の為に4歳とデビューが遅れてしまいました。しかし馬主のアガ・カーン殿下はその素質の高さに惚れ込み、いつまでも待つつもりだったそうです。殿下の牝馬が4歳以降も現役を続けていることはまずないそうで、惚れ込みようが伺えます。

05年の6月にデビュー。デビューから3戦連続で2着と惜敗が続きますが、4戦目で初勝利を挙げます。その後も堅実な走りをして、前々走のカラC(愛・GⅢ)で重賞初制覇を挙げると前走の準重賞も制し、3連勝でゴールドC、グッドウッドCと長距離で強い勝ち方をしたイェーツを押さえて今回GⅠ初制覇を挙げました。ちなみにこの2頭の後ろは10馬身差を付けていたそうです。この2頭がいかに強かったかがわかります。

次走はカナディアン国際Sに向かう予定だそうです。もし来年も現役を続けているのであれば是非天皇賞・春にも来て欲しいですね^^