勝ったのは何とダート1勝馬! セントライト記念(日・GⅡ)

9月17日、中山競馬場セントライト記念(3歳・芝2200m)が行われ、12番人気でL.イネス騎手騎乗のトーセンシャナオー(牡3・日・森秀行厩舎)が4番人気トウショウシロッコに1.1/2馬身差を付けて優勝しました。

勝ち馬の父はサンデーサイレンス Sunday Silence(1986年生まれ・死亡・その父ヘイロー Halo)、母はジョウノエンジェル(その父トウショウボーイ)という血統。

05年の9月にデビュー。新馬戦、未勝利戦と勝ちきれず、4戦目に佐賀で行われたグリーンC(ダ1400m)で初勝利を挙げます。しかしその後全く勝ちきれず、格上挑戦となった今回のレースで2勝目と重賞初制覇を挙げました。

また鞍上のL.イネス騎手はニュージーランドから短期免許で来日して僅か9戦目でJRA初優勝と重賞初制覇を挙げました。ニュージーランドといえばニュージーランドC、オークランドC、ウェリントンC(全て3200m)と長距離レースの多い国です。もし菊花賞もL.イネス騎手が手綱を取るようならば非常に怖い存在です。メイショウサムソンの三冠を阻止するのはもしかしたらこの馬かも知れませんね。

ちなみに3着には7番人気のミストラルクルーズが入りこの上位3頭に菊花賞の優先出走権が与えられました。また1番人気に押されたフサイチジャンクは6着、5番人気に押された桜花賞キストゥヘヴンは5着、2番人気のミレニアムウイングは10着と大波乱、更にマツリダゴッホ接触し鞍上の蛯名正義騎が落馬、直後にいたネヴァブションもそのあおりを喰らって鞍上の石橋脩騎手も落馬と大混乱のレースでした。(人馬ともに無事だそうです)