古豪相手に信じられない快走! サンチャリオットS(英・GⅠ)

現地時間9月30日、英国のニューマーケット競馬場でサンチャリオットS(3歳上牝・芝1600m)が行われ、5番人気(最低人気)でM.ヒルズ騎手騎乗ののスピニングクイーン Spinning Queen(牝3・英・B.ヒルズ厩舎)が2着のソヴィエトソング Soviet Songに9馬身差をつけて圧勝しました。

勝ち馬の父はスピニングワールド Spinning World(1993年生まれ・豪州のクールモアオーストラリア Coolmore Australiaで繋養・その父ヌレイエフ Nureyev)、母はOur Queen of Kings(その父アラジ Arazi)という血統。

観戦していた人は信じられない光景を目の当たりにしたと思います。5頭立てとはいえ、古豪のソヴィエトソング、アレキサンダーゴールドラン Alexander Goldrunに加え、愛メイトロンSを7連勝で制したレッドエヴァー Red Evieなど強豪が揃ったレースで誰もがその3頭で決まるものだと思っていました。

ところが軽快に逃げるスピニングクイーンをどの馬も捕まえることが出来ず、それどころか残り200mで一気に突き放し9馬身も差を付けて圧勝したのです。

勝ち馬は05年6月のデビュー。デビュー戦こそ勝利しますがその後は全く勝ちきれず、10戦目でようやく2戦目を挙げ、続くブラウンズタウンS(愛・GⅢ)で重賞初勝利を挙げますが、その後全く勝ちきれず、今回15戦目にして4勝目を挙げました。もちろんGⅠは初制覇となります。

馬が本格化したのか、それともflukeか?次走で刮目したいと思います。(9馬身差を付けてまぐれはないと思いますが・・・^^;)