三冠馬の直仔がGⅠ連覇! CLハーシュ記念ターフCS(米・GⅠ)

現地時間9月30日、米国のサンタアニタ競馬場でクレメントLハーシュ記念ターフチャンピオンシップS(3歳上・芝2000m)が行われ、1番人気でV.エスピノーザ騎手騎乗のザティンマン The Tin Man(セン8・米・R.マンデラ厩舎)が逃げて2番人気ティーエイチアプルーヴァル T.H.Approvalを頭差抑えて優勝しました。

勝ち馬の父はアファームド Affirmed(1975年生まれ・01年に死亡・その父イクスクルシヴネイティヴ Exclusive Native)、母はLizzie Rolfe(その父トムロルフ Tom Rolfe)という血統。

アファームドは78年の米国三冠馬ですが、01年に26歳で亡くなるまで自身を彷彿する様な後継馬に恵まれませんでした。しかしまさか06年になって彼の直仔がGⅠを制するなんて誰も予想しなかったでしょうね。

勝ち馬は01年の9月にデビュー。2歳の時に両足に屈腱炎を発症し、その手術の為にデビューが3歳の9月になってしまいます。

02年のアメリカンH(米・GⅡ)で重賞初制覇を挙げ、その年のクレメントLハーシュ記念ターフ選手権でGⅠ初制覇を挙げます。しかしその後は全く勝ちきれず、更に球節を故障1年以上の休養を余儀なくされます。

06年に入るとドバイデューティーフリーで2着と好走、前々走のアメリカン招待H(米・GⅡ)を優勝すると、続く前走のアーリントンミリオンでイングリッシュチャネル English Channel、カシケ Cacique、ベターとオークナウ Better Talk Now等芝の強豪を抑えて優勝、今回GⅠ2連勝で3勝目を挙げました。8歳馬の快進撃はまだまだ続きそうです。

次走はBCターフではないでしょうか?過去に4着に来たことのあるレース、今度こそ制して欲しいですね^^